いつも当会の活動にご協力いただき、ありがとうございます。
今回は、糖尿病の合併症である「糖尿病性腎臓病(腎症)」の新しい治療法を開発するためのクラウドファンディング(寄付募集)についてご紹介させていただきます。糖尿病性腎臓病は、下垂体や副腎疾患と直接の関連があるわけではありませんが、糖尿病は国民病として広く蔓延しており、誰もが罹患する可能性のある病気です。特にご高齢の方、アクロメガリーの患者さん、ステロイド治療による耐糖能の低下がある方はリスクが高くなります。実際に糖尿病を併発している会員の方もおられると聞いており、オンライン交流会でも糖尿病に関するご相談が寄せられることが度々あることから、今回のプロジェクトを当会の皆様にご紹介させていただくことにいたしました。
東北大学大学院医学系研究科 分子内分泌学分野の菅原 明教授が企画されたこのプロジェクトは、糖尿病性腎臓病の画期的な治療開発を目指しています。菅原先生からのご挨拶とプロジェクト紹介文もぜひご一読いただき、プロジェクトの意義にご賛同いただければ幸いです。この研究が進展することで、糖尿病性腎臓病の進行や発症が予防され、多くの皆様がより健康で充実した生活を送るための一助となることを心より願っております。
以下、菅原 明先生からのご挨拶とプロジェクトのご紹介です~・~・~・~・~・~・~・~・~・
皆さま
いつもお世話になっております東北大学 分子内分泌学分野の菅原でございます(東北大学 第二内科 / 腎・高血圧・内分泌科出身)。当分野では、糖尿病性腎症(腎臓病)の新規治療薬の開発を行っております。得られた化合物は糖質応答転写因子ChREBPの活性阻害薬ですが、同薬剤は1型・2型糖尿病モデルマウスにおいて、著明な尿タンパク減少効果、腎機能改善効果ならびに腎病理組織改善作用を示し、将来的な糖尿病性腎臓病治療薬として期待されます。
そこで、研究を加速させるためにクラウドファンディングを10月1日から開始させていただきたいと考えております(寄付募集は2024年12月20日(金)午後11:00まで)。
何卒、お力添えを宜しくお願いいたします。
東北大学大学院医学系研究科 分子内分泌学分野
菅原 明
*詳細は以下のチラシ、もしくはこちら(READYFORのプロジェクト紹介ページ)をご覧ください。
*こちらは下垂体患者の会が行うプロジェクトではございませんので、事務局へのお問い合わせはご遠慮ください。