第50回 日本神経内分泌学会学術集会に患者会ブースを出展しました

2024年10月26-27日の2日間にかけて、レイボックホール(市民会館おおみや)で開催された第50回 日本神経内分泌学会学術集会に、下垂体患者の会のブースを出展しました。学会長である獨協医科大学埼玉医療センター 糖尿病内分泌・血液内科の橋本 貢士先生のお誘いとご厚意により、無償で出展させていただきました。今回の学術集会では、下垂会が唯一の出展ブースであり、多くの先生方とゆっくりとお話しする機会をいただきました。ブースにお越しくださった皆様に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。

学会に患者会のブースを出展することで、先生方と直接会い、話をする機会が生まれ、医師と患者会の信頼関係が強まっていると感じます。その信頼関係が、オンライン交流会への先生方の参加、医療講演会の開催、会報の執筆など、患者会の活動に繋がっているのだと思います。先生方からは、オンライン交流会が担当している患者さん以外からも多様な意見を聞ける貴重な機会であり、その意義を再認識したとのご意見をいただきました。また、適切な治療と医療研究のためには、難病指定を維持し続けることが最も重要で、そのためにも医師と患者会の繋がりが必須であり、互いに協力できる関係であるべきとのご意見もいただきました。アメリカや韓国では難病制度が十分に整備されておらず、裕福な層しか治療を受けられない現状がある一方、日本では患者会が厚生労働省に働きかけることで、平等に適切な医療を受けられる環境が継続していることを知りました。

今後もこのようなブース出展を通じて、患者会の活動を広く知っていただき、患者と医師をつなぐ架け橋としての役割を果たしていきたいと思います。

(会員専用ページでは、出展ブースの様子と記念撮影の写真も掲載しています→こちら

【オンライン交流会】次回は2024年12月1日(日)に開催します。

会員の皆さま、こんにちは。いつも患者会の活動にご協力いただき、心より感謝申し上げます。隔月で開催しているオンライン交流会ですが、次回は12月1日(日)10:00から行います。今回も通常の交流会に加えて、自由にお話しできる時間を設けておりますので、どうぞお気軽にご参加ください。

ご参加の際は、いつも通り、お名前の前に会員番号とニックネームをご記入いただき、発言時以外はミュートの設定をお願いいたします。コメントしたい場合は、挙手機能をご利用のうえ、ぜひ積極的にご参加ください。皆さまのご協力で、交流会がさらに充実した時間になることを期待しております。

これまでご参加いただいていない方も大歓迎ですので、ぜひご参加ください。お待ちしております。

※交流会って何するの? → こちらをどうぞ!

【第43回 下垂体患者の会 オンライン交流会】
日時 2024年12月1日(日)10時00分~
(通常の交流会を1時間、その後にフリートークタイムを30分行う予定です)
開催方法 オンライン(Zoom)

接続先アドレス等につきましては、会員の皆様に別途メールにてご案内させていただきます。

第57回 日本小児内分泌学会学術集会に患者会ブースを出展しました

2024年10月10日から12日にかけて、神奈川県のパシフィコ横浜ノースで開催された第57回 日本小児内分泌学会学術集会に患者会のブースを出展しました。学会長である神奈川県立こども医療センタ-の室谷浩二先生ご厚意により、無償で出展させていただくことができました。
会期中、多数の方々にブースにお立ち寄りいただき、会の活動についてお話しする機会を得ました。ブースにお越しいただいた先生方や関係者の皆様に、この場を借りて心より御礼申し上げます。
これからも、このようなブース出展を通して、今後も当会の活動を広く知っていただき、患者と医師をつなぐ架け橋としての役割を果たしていきたいと思います。

【研究支援】糖尿病性腎臓病の治療開発:クラウドファンディングのご紹介

いつも当会の活動にご協力いただき、ありがとうございます。
今回は、糖尿病の合併症である「糖尿病性腎臓病(腎症)」の新しい治療法を開発するためのクラウドファンディング(寄付募集)についてご紹介させていただきます。糖尿病性腎臓病は、下垂体や副腎疾患と直接の関連があるわけではありませんが、糖尿病は国民病として広く蔓延しており、誰もが罹患する可能性のある病気です。特にご高齢の方、アクロメガリーの患者さん、ステロイド治療による耐糖能の低下がある方はリスクが高くなります。実際に糖尿病を併発している会員の方もおられると聞いており、オンライン交流会でも糖尿病に関するご相談が寄せられることが度々あることから、今回のプロジェクトを当会の皆様にご紹介させていただくことにいたしました。

東北大学大学院医学系研究科 分子内分泌学分野の菅原 明教授が企画されたこのプロジェクトは、糖尿病性腎臓病の画期的な治療開発を目指しています。菅原先生からのご挨拶とプロジェクト紹介文もぜひご一読いただき、プロジェクトの意義にご賛同いただければ幸いです。この研究が進展することで、糖尿病性腎臓病の進行や発症が予防され、多くの皆様がより健康で充実した生活を送るための一助となることを心より願っております。

以下、菅原 明先生からのご挨拶とプロジェクトのご紹介です~・~・~・~・~・~・~・~・~・

皆さま
いつもお世話になっております東北大学 分子内分泌学分野の菅原でございます(東北大学 第二内科 / 腎・高血圧・内分泌科出身)。当分野では、糖尿病性腎症(腎臓病)の新規治療薬の開発を行っております。得られた化合物は糖質応答転写因子ChREBPの活性阻害薬ですが、同薬剤は1型・2型糖尿病モデルマウスにおいて、著明な尿タンパク減少効果、腎機能改善効果ならびに腎病理組織改善作用を示し、将来的な糖尿病性腎臓病治療薬として期待されます。
そこで、研究を加速させるためにクラウドファンディングを10月1日から開始させていただきたいと考えております(寄付募集は2024年12月20日(金)午後11:00まで)。
何卒、お力添えを宜しくお願いいたします。

東北大学大学院医学系研究科 分子内分泌学分野
菅原 明

*詳細は以下のチラシ、もしくはこちら(READYFORのプロジェクト紹介ページ)をご覧ください。

*こちらは下垂体患者の会が行うプロジェクトではございませんので、事務局へのお問い合わせはご遠慮ください。